仏事・参拝・住職コラム(法話)

ご家庭での仏事

・具体的な仏事の種類とこころえ

「毎日のお礼」

家族が挨拶するように、お仏壇にも手を合わせお念仏申し上げます。御仏飯は朝に炊きたてを出来るだけお供えください。すぐに下げていただいて結構です。

そして、夕方に一日の感謝をご報告しお扉を閉めます。

「入仏・遷仏法要」

お仏壇を新しく購入したり、お修理でしばらく家を離れるとき、お仏壇を移動するときに、お勤めします。

ただし、なにか魂を入れたり出したりする事ではありません。家庭の中心であるお仏壇に関わるケジメの仏事です。

また、日の吉凶にもこだわることは無いので、お参りしやすい日程で行われます。

「ご命日」

近い方のご命日には僧侶を招き簡単に法要をお勤めしましょう。せめて月に一日はそいう時間を習慣づけたいものです。

「年忌法要」

一般に法事といわれます。家族だけではなく広く親戚にも声を掛けて仏縁を広く伝えてください。法要後のお食事も大切な事です。仏様とご先祖様への感謝の思いで精一杯つとめます。

 

 月命日の勤め方

 命日は、仏様の教えに親しむ日として特別な日としてお勤めするのが、門徒のたしなみです。先に亡くなった方は、残された私達のために仏様の言葉を与えてくださいます。そのお育てを大切にするためにご命日は特に大切にお勤めするのです。

・仏事は仏法を聞き尋ね続けることが大切です。永く続けられるように、経済的にも時間的にも無理のない予定を立ててください。

・お布施は無理のない金額で。

・日程が合わないときは、お休みになってもよいでしょう。

・月命日のお勤めは、プライベートなものです。お飾り等は平常通りで行います。

 

 ※注意点

 追善供養として法要を浄土真宗では行いません。仏事は続く限り私達の宗教生活として行います。